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●●●株式・資本金●●●

【株式会社】

株式会社とは、株式を発行することによって事業資金を集め、それを元手に事業活動を行い
利益をあげることを目的とした会社のことです。
株式会社に資金を提供する出資者を株主と呼びます。
株主は出資額に応じて株式を取得し、配当を受けることにより利益を得ます。
株式公開等によって外部から出資を受ける会社と、オーナー社長が1人で出資して経営を
行う会社では、同じ株式会社でも運用面で違いがあります。
株式会社を設立する際にはこの違いを踏まえて、機関設計を行いましょう。

【株主総会】

株主総会とは、会社の意志決定をする最高機関です。
株主が集まって定款の変更、取締役の選任など会社の基本的事項を決定します。
毎年決算期に開催される定時株主総会と、必要に応じて開催される臨時株主総会の2種類が
あり、株主は保有株式数に応じて議決権を持ち、議決権の多数決により決議されます。
株主総会での決議には、通常決議と特別決議があります。
重要な議案について行われる特別決議を必要とするものには、取締役・監査役の解任等、
定款の変更、資本減少、会社の解散・移転、合併などがあります。

【資本金】

会社の設立時に、事業をするために用意する元手のことです。
この金額は会社の規模を図る目安にもなっています。
新会社法の施行により資本金1円から会社が作れるようになりましたが、あまりにも少ない
資本金は会社の信用面では不利となります。
資本金が1千万円未満の場合は、会社設立から2年間は消費税の免税事業者となります。
許認可が必要な業種の場合は、資本金の額が許認可取得の条件になる場合もありますので、
監督庁等に確認しましょう。