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●●●法律関連●●●

【会社法】

平成18年5月1日に、従来の「商法」、「有限会社法」、「商法特例法」を一本化して
施行された新しい法律が「会社法」で、施行当時は「新会社法」と呼ばれていました。
この法律によって従来の有限会社制度は廃止され、会社は株式会社、合名会社、合資会社、
合同会社の4種類に分類されるようになりました。
大きな変更点としては株式会社の最低資本金規制の廃止、取締役1人の株式会社設立の許容、
合同会社の新設等あります。

【LLP法】

LLP法は正式には「有限責任事業組合契約に関する法律」といいます。
小規模のベンチャー企業が増え、従来の物や金銭を中心とした株式会社という組織ではなく、
人を中心とした運営自由度の高い組織が望まれるようになってきました。
欧米で進んでいたLLPやLLCを参考に、平成17年8月1日に日本でも導入されました。
この法律に基づき設立される組織体は「有限責任事業組合(LLP)」と呼ばれます。

【最低資本金規制】

最低資本金規制とは、資本金最低額の規制のことです。
過去の商法、有限会社法時代には株式会社が最低1,000万円、有限会社が300万円と
いう最低資本金の規制がありましたが、平成18年5月1日施行の会社法によって、規制が
撤廃されました。
また、LLP法にも最低資本金の規制はありません。
平成15年2月に導入された、中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律に基づいた
最低資本金の特例制度も、会社法の施行に伴って廃止されました。
法律上の最低資本金の規制は廃止されたのですが、一定の事業を行う際の許認可等の種類に
よっては、一定限度の資本金が要件とされている場合もあります。